通常であれば生存できない(死滅する)環境でも生き延びる微生物。特に、医療分野における、従来の抗生物質がすべて効かない薬剤耐性菌。
スーパーバグは、過酷な環境にさらされて突然変異によって耐性を獲得する。安易な抗生物質の多用は薬剤耐性菌を生みやすいとされる。通常の耐性菌は特定の抗生物質に対して耐性を持つが、その他の抗生物質を用いれば治療効果が得られるた。抗生物質を慎重に選びながらではあるが治療を進めることができる。従来有効とされてきた抗生物質がすべて効果を示さず、有効な治療法がない薬剤耐性菌は、スーパーバグと呼ばれる。
日本は耐性菌のもっとも多い国の一つで、改善が求められているのですが?
抗生物質は予防にはならないのに、なぜか風邪をひいても抗生物質が処方されるのは、ちょっと不思議・・・?
私の友人のお子さんが幼稚園の時、肝臓が急に悪くなり生きるか死ぬかという状態になって、あちこちの病院に行ったのですが思うように回復できず、たまたま救急で行った病院の先生が良い先生で、これ以上「抗生物質を使うと危険ですよ」と言って、入院中は薬を一切使わずにビタミンの点滴などを使っただけだったそうです、それが良かったのか、日に日に回復をして、今では薬学部の学生さん。本当に良い先生と出会ったと
その時の先生が言ったことは
「生まれてから、抗生物質の飲みすぎで肝臓が弱っていたのでしょう、このまま抗生物質を使っていたら命はなかったかもしれませんね」
その先生曰く「上手に抗生物質を使ってください」
使わなくてはいけない時はしっかり使う、しかし使いすぎもダメ。
常在菌のバランスが崩れて、耐性菌が出来てしまい、本当に抗生物質を必要とするときに、効果が出なくなってしまう・・・と
私自身も40年以上も前ですが、両性の乳腺種で手術した後・・・術後に化膿してしまい良くなったり、悪くなったりで・・・1年近く抗生物質を飲んだり飲まなかったり、そのころから膀胱炎になるようになって・・・これも又良くなったり悪くなったり・・・抗生物質攻め。
膀胱炎は「耐性菌」ができやすく、良くなったと思えばすぐに再発、その繰り返しを何年続けたでしょうか?完全に止めたのは、ドイツ留学中。
ドイツでも膀胱炎になり、あっという間に血尿も出て激痛に・・・急いで抗生物質の薬をもらいに病院に行ったのですが、「検査の結果が出るまでは薬は出さない」といわれ、「日本では、すぐに薬を出してくれるのに」と文句を言いながら、一晩中痛みに耐えて、耐えて・・・翌日急いで病院に行ったところ膀胱炎の菌がわかり、すぐに抗生物質が出してくれました。当然、飲んだらすぐにといっていいほど楽に・・・
10日後に病院にいったところ、抗生物質はもう良いので「草からできた薬を薬局で買ってください」と処方され1年間真面目に飲んだ結果・・・その後膀胱炎にはなっていません。
詳しいドイツ語が解らなかったので、「草」としか覚えていないのですが、今なら、辞書を持って行って色々聞いて・・・どんな薬なのか調べたなでしょうけれど・・・。