「せっけん歯磨き粉」って…安全?
先日、せっけん歯みがき粉について
お問い合わせがありました。
「石鹸歯みがき粉は安全ですか?」
私の頭の中には、石鹸で口の中を洗うということが・・・?考えられなくて・・・。
石鹸シャンプーでの答えをしてしまいました。
せっかくご質問いただいたのに、私自身がが納得していない返事をしてしまったこと。
本当に勉強不足をつくづく感じさせられました。
石鹸は安全・・・という神話があるので「安全」です。
しかし、石鹸ができてから、つい最近まで石鹸は週に何回使っていたでしょうか?
毎日使うようになったのは、日本では昭和に入ってから・・・。
今は、毎日どころか常に石鹸を使います。
アルカリで細菌や汚れを落とすのですが・・・私たちの必要な常在菌もきれいに洗い落します。
私たちには、肌がアルカリに偏り常在菌が洗い流されてもターンオーバーと言って、肌を弱酸性に戻し、常在菌を正常に戻す力も。
しかし、毎日、毎日よく洗い・・・さらに1日2回・・・手洗い同様・・・シャンプー、歯磨きなどしていると、
ターンオーバーの時間が短くなって、本来の状態の戻れなくなりバランスが悪くなって・・・大きなトラブルになります。
腸内細菌もそうですが、常在菌のバランスは・・・私たちの免疫とも大きくかかわっているので。
目先も大切、しかし未来も大切・・・
コロナ禍の中、口の中、手の除菌をすることは大切です。
しかし、この生活が長く続くようでしたら、健康食品で腸内細菌のバランスを考えるだけでは健康は守れない。
「口の中」「肌」の常在菌のバランスを考えていけば、コロナにも多くの悪玉菌にも勝てるはずです。
キレイになりすぎると「常在菌」が私たちを、守ってくれなくなります。
考えて!!
私(牛山)の作っている「ぬか」
手を入れて24時間たったぬかに手を入れてみました。
上の方は、悪玉菌がいっぱい。このままにしておくとか悪玉菌が優位になって「ぬか」はだめになります。
下の方の「ぬか」は、善玉菌でいっぱい・・・ぬかの色がこんなに違います。
上の悪玉菌を捨てずにかき混ぜてあげると・・・善玉菌が優位になって発酵が進みます。。
しかし、空気に触れているところは雑菌がいっぱいいるのでどうしても悪玉菌の温床に、しかし毎日手をいれるだけで発酵は止まらず、善玉菌優位のおいしい「ぬか漬」けができます。
「ぬか」の上の悪玉菌に除菌水をかけたら・・・すぐに「ぬか」は全滅してしまいます。
私たちの体もそれと同じです。
上手に、常在菌を元気にしていくことが大切。